上記シミュレーションの各変数を、営団地下鉄東西線で用いられている05系車両の車内スペースを基に、以下のように設定した。 ?@ 一両当たりの定員を156人とし、4扉車であることから1扉に対応する車両内エリアの定員を39人(156人/4=39人)とする。 ?A 図4.3.3−1に示すように、1扉に対応する車内エリアをドア内と車内に分割しそれぞれのメッシュの定員および降車客の移動経路を仮定する。 ?B 車内の各メッシュ間の移動速度は移動先メッシュの混雑度に依存するものとし、混雑度と移動速度の関係は図4.2.3−3に示すD−V曲線に従うものとする。なお、車内混雑度が250%を越えると乗車不可能と仮定し、混雑度250%以上での移動速度は0としている。 ?C ドア内の混雑度の割合が120%以下の場合2人が同時乗車可能とする。 以上の条件に基づき、乗車客は連続的に発生するものとして、シミュレーションを行い以下の値を算出した。(図4.3.2−3〜図4.3.2−5) (1) 乗車開始時の車内混雑度、乗車人数と乗車所要時間の関係。 (2) m人乗車する場合、乗車開始時の車内混雑度と、n人目が(1≦n≦m)が乗車するまでの所要時間の関係。 (3) 乗車開始時の車内混雑度、乗車人数と流量(1秒当たりの乗車人数)の関係
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